ご挨拶

物流という仕事に誇りを持つ

有限会社中鋳物流は1990年に私の祖父が会社を設立し、その3年後に父親が後を継ぎ令和元年に私が代表取締役に就任いたしました。

私は製造業に9年勤め、その後弊社とは無縁の運送会社に半年ほど勤めた経験があります。平日は朝5時から20時まで勤務し、週末は県外配送を行っていましたが給与は総額20万未満、長時間労働、低賃金、仕事以外時間がないドライバーという仕事の大変さを身に染みて感じました。ドライバーは製造業と違い配送という工程を1人で行うため間違いの許されない責任ある仕事でもっと優遇されるべき職業ではないかと感じました。

物流は国の血液に例えられます。そんな業界の存在意義が証明されたのが3.11東日本大震災でした。集積場には物資の山、しかし被災地に救援物資が届かない、不慣れな行政は大混乱となりました。その状態を丸投げされ大活躍したのが運送業界でした。集積場を車両が出入りできる大型施設に変更し物資の搬入出から仕分けまで一括管理し24時間稼働させ避難所に物資が届くようになり避難所の方からは涙ながらに感謝されたそうです。いくらモノが揃っていても運ぶ人がいなければ社会は回らないということです。私達はそんな業界で働けることを誇りに思っています。

当社の経営方針である「信頼される配送」は、必要なモノを、必要な場所へ安全、確実に届けること、その積み重ねが荷主様からの「信頼」に繋がります。先人達が残した安全輸送に関する地道な取り組み、経費節減を兼ねたエコドライブ、荷主様と築き上げてきた信頼関係をしっかりと受け継ぎ、中鋳物流なら安心と言って頂けるように今後も物流スキルを磨いて参ります。

また「企業は人なり」といいますが、現に経費の約4割は人件費です。当社では社員を単なる人材ではなく会社の財産である「人財」として考えています。自分は自分といった利己的な考えではなく、多種多様な人が集まり成り立つ会社だからこそ、仕事に関わる全ての人への「思いやり」や「尊重する」ことが重要です。こういった気持ちが無ければ事業の持続はないと思っています。

そんな物流業界ですが、有効求人倍率業種別ワースト2位、ドライバー人口の高齢化、長時間労働、低賃金と様々な課題を抱えていますが、課題が周知されることで日々働きやすい環境の変化を実感しています。今後ますます必要とされる物流業界がもっと魅力的な業種になるように適正運賃、労働条件、環境改善、当社に出来ることから取り組み、「論語」企業倫理と「算盤」利益追求の両輪をバランス良く回し、お客様と地域社会に貢献できる企業を目指していきたいと思います。

代表取締役 伊藤賢一

会社概要

社 名有限会社 中鋳物流
代表取締役伊藤賢一
会社設立1990年8月2日
住所〒444-0521 
愛知県西尾市吉良町上横須賀的場3−3
電話番号0563-35-2393
FAX番号0563-35-2487
資本金500万円
事業内容・一般貨物自動車運送事業
・出荷業務請負事業
従業員数11名
保有車両11台
主な取引先中日本鋳工株式会社
取引銀行西尾信用金庫 
岡崎信用金庫 
愛知銀行

アクセス

〒444-0521
愛知県西尾市吉良町上横須賀的場3-3
TEL:0563-35-2393 
FAX:0563-35-2487